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2016年3月20日掲載 「子どもたちに可能性を(3)」


私が開催する「子ども消しゴムはんこ教室」は、「はんこ」作りだけでなく、工作を楽しめるように工夫している。主に小学生がターゲットで、危なくない方法で色んな材料や、作り方を紹介している。男の子も女の子も楽しそうに集中する姿を見ると、やってよかったなと毎回新鮮に思うのと、このご縁に感謝の気持ちがこみ上げてくる。一度に色々伝えるのではなく、一つ一つ今から何をするのかを伝え、なぜ、今これを伝えたのかの理由まで、しっかりと伝える。そうすることで、子どもたちの「なるほど!」の興味の度合いが変わってくる。「例えば、紙は紙でも、今日はこれだけのたくさんの種類を持ってきました!この薄い紙は手紙を書くため。この厚い紙はハガキ。さらにこの厚い紙は本の表紙。今日は、この特別な厚い紙を使って、メッセージカードを作ります」と言えば、自然と紙に興味が沸く。「家で見たことある」とか「持ってる!」とか「これで前に違うものを作ったことがある!」など。意外に触れた事があるものも多い。そしてみんなよく覚えている。自分で新しいものが作れた経験が糧となり、次なる創造思想をかき立てる。工作教室でちょっとした、きっかけになればと思う。

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