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2016年3月27日掲載
「発想法(1)」

 私のアイディアの源は、日々の訓練の積み重ねである。学生時代に「発想法」という授業があった。教授が1つのテーマを出す。「丸」「青」「春」などという単語だ。そこから連想されるものを10個出し、その中の1つについてを探求しプレゼンテーションを行うというものだ。私はその授業がとても好きだった。社会人になっても自分なりの発想訓練として続けていたのが、「発想百マス」。百マスを作った紙を用意しテーマを作り、連想されるものをひたすら百個探すのだ。「赤」ならリンゴ、イチゴ、ポスト…「緑」なら葉、ピーマン、非常口…など。恐らく30個くらいはすぐに出てくる。この時はパソコン入力ではなく、必ず手書きにする。文字を書くスピードと脳のスピードが合わせられる。50個を越えたところからが訓練だ。それに、日頃いかに周りのものを意識して見ていないかを思い知らされる。100個近づくにつれて、脳が活発に動き、これまでの知識と見聞が物を言う。私が思う一番難しいテーマは「青」から連想されるものである。思うに自然界のものに「青」があまりないからだ。空・海・鉱石以外で青いものは意外と見つからない。さぁ、ここからが脳と発想の勝負だ。(続く)


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